VPSのロケーションはどこを選ぶ?ヨハネスブルグ・モスクワ・東京・ソウル比較
VPSのロケーション選びはスペック以上に重要です。サーバーと利用者の距離やネットワーク経路によって、ページ表示、API応答、ゲーム通信の速さが決まるからです。JUSTGはヨハネスブルグ(南アフリカ)、モスクワ(ロシア)、東京(日本)、ソウル(韓国)の4拠点でクラウドサーバーを提供しています。このガイドでは、対象ユーザー別のおすすめ、各データセンターの回線種別、購入前にpingとmtrで遅延を測る方法を説明し、最後に比較表をまとめます。
ステップ1:主な利用者がどこにいるかを決める
料金表より先に利用者の所在地を考えましょう。基本は「近くて回線品質の良い拠点」です。
- アフリカ:ヨハネスブルグ。アフリカ最大級のインターネットエクスチェンジNAPAfricaに近く、南アフリカと周辺国からの接続が短い経路で済みます。
- ロシア・CIS:モスクワ。トラフィックをロシア国内網に収められます。
- ヨーロッパ:モスクワ がJUSTGで最もヨーロッパに近い拠点で、特に東欧向けに適しています。対象国から実測して判断してください。
- 日本:東京。
- 韓国:ソウル。
- 中国本土:地理的に近いのは 東京 と ソウル。モスクワとヨハネスブルグは遠いものの中国電信CN2 GIAを採用しており、夜間のピーク時も経路が安定しています。
ステップ2:JUSTG各拠点の回線種別を理解する
中国本土のユーザーにとっては、距離よりも回線種別が重要なことがよくあります。混雑した国際回線は夜間のパケットロスの原因になるためです。
- モスクワ・ヨハネスブルグ:中国電信 CN2 GIA(CN2バックボーンの上位グレード)。
- 東京:中国電信の プレミアム回線(premium routing)。
- ソウル:アジア全域向けの アジア最適化回線。
JUSTGのクラウドサーバーはすべてIPv4が1つ付属し、IPv6は無料、ポートは一般的に500Mbpsで、お支払い後すぐに開通します。気になる拠点を手軽に試せます。
ステップ3:購入前にpingで遅延を測定する
利用者が実際に使う回線(自宅の光回線、モバイル、オフィス)から測定してください。対象拠点のアドレスに50〜100回pingを送り、1回の結果ではなく平均値とパケットロス率を比べます。203.0.113.40 は測定したいアドレスに置き換えてください。
# Windows
ping -n 50 203.0.113.40
# macOS / Linux
ping -c 50 203.0.113.40
ステップ4:mtrやtracerouteで経路を確認する
pingは「どれだけ速いか」、mtrは遅延やロスが「どこで」起きているかをホップごとに示します。インストールしてレポートを取ります。
# Debian / Ubuntu
sudo apt install mtr-tiny
# CentOS / Rocky / AlmaLinux
sudo dnf install mtr
# 100 probes, wide report
mtr -rwc 100 203.0.113.40
Windowsでは tracert 203.0.113.40 か、GUIのWinMTRを使います。中国電信の回線からCN2 GIAを測る場合、59.43.x.x 帯のホップが出ればCN2バックボーンを通っています。途中の1ホップだけでロスが出て最終地点では出ない場合は、ルーターの応答制限であり実際のロスではないことがほとんどです。
ステップ5:市場ごとのネイティブIP活用を考える
対象国のIPアドレスを持つサーバーは、地域に依存する正当な業務に役立ちます。たとえば、現地ユーザーから見たWebサイト・広告・検索結果の確認、アプリストアや決済フローのテスト、地域向けAPIの運用、顧客に近い場所でのコンテンツ配信などです。南アフリカIPは現地ECやSEOチェックに、ロシアIPはロシア市場向けサービスに、日本IPは日本向けサイトやアプリに、韓国IPは韓国向けゲームやコミュニティサーバーに向いています。多数のアドレスが必要なら、ヨハネスブルグとモスクワの専用サーバーで /24 のIPブロックを選択できます。
ステップ6:4拠点の比較表
| 拠点 | おすすめの対象 | 中国本土への回線 | 製品 |
|---|---|---|---|
| ヨハネスブルグ | 南アフリカ・アフリカ全域 | 中国電信 CN2 GIA | VPS、専用サーバー(/24選択可) |
| モスクワ | ロシア・CIS・東欧 | 中国電信 CN2 GIA | VPS、専用サーバー(/24選択可) |
| 東京 | 日本・東アジア・中国本土 | 中国電信プレミアム回線 | VPS |
| ソウル | 韓国・東アジア・中国本土 | アジア最適化回線 | VPS |
よくある質問
利用者が世界中にいる場合はどこがよいですか?
有料ユーザーが最も多い地域にメインサーバーを置き、静的ファイルはCDNで配信するのがおすすめです。特定地域向けに別拠点で小さなVPSを追加する方法もあります。
あとからVPSを別の拠点に移せますか?
拠点ごとにネットワークが分かれているため、通常は新しい拠点でVPSを購入してデータを移行します。手順の相談はチケットでどうぞ。
自分の使い方が原因でIPがブロックされたらどうなりますか?
お客様自身の利用が原因のIP変更は無料ではありません。クライアントエリアのアップグレードオプションからIPv4を追加購入するか、無料のIPv6をご利用ください。
どのJUSTG拠点が合うか迷ったら、対象ユーザーを記載してチケットを送信してください。テクニカルサポートが選定をお手伝いします。