リモートデスクトップ(RDP)でWindows VPSにログインする方法(Windows・Mac・Linux)
リモートデスクトッププロトコル(RDP)を使うと、Windows VPSをローカルPCと同じようにGUIのデスクトップで操作できます。このチュートリアルでは、Windows Server 2016・2019・2022を搭載したJUSTGのWindowsクラウドサーバーに、Windows標準の「リモートデスクトップ接続」(mstsc)、macOSのWindows App(旧Microsoft Remote Desktop)、LinuxのRemminaでログインする方法を解説します。あわせて、クリップボードの共有、ローカルドライブのリダイレクト、キーボード配列のトラブル対策も紹介します。
ステップ1:Windows VPSのログイン情報を確認する
JUSTGクライアントエリアにログインし、「マイ製品とサービス」からWindows VPSを開いて、IPv4アドレス、ユーザー名(通常は Administrator)、パスワードを確認します。RDPの既定ポートはTCP 3389 です。以下ではドキュメント用アドレス 203.0.113.30 を例にします。
ステップ2:Windowsの「リモートデスクトップ接続」(mstsc)で接続
Win + R を押し、次のコマンドを入力してEnterを押します。
mstsc
「コンピューター」に 203.0.113.30 を入力して「接続」をクリックします。資格情報の画面では「その他」→「別のアカウントを使用する」を選び、Administrator とパスワードを入力します。VPSは自己署名証明書を使っているため初回に証明書の警告が出ます。「今後このコンピューターへの接続について確認しない」にチェックを入れて「はい」を押してください。コマンドから直接接続することもできます。
mstsc /v:203.0.113.30
mstsc /v:203.0.113.30:3390
2行目はRDPポートを変更したサーバー向けです。「オプションの表示」→「名前を付けて保存」で .rdp ファイルとしてデスクトップに保存できます。
ステップ3:macOSのWindows Appで接続
MacではMac App Storeから Windows App(Microsoft Remote Desktopの新名称)をインストールし、次の手順で設定します。
- + をクリックして Add PC を選びます。
- PC name にVPSのIPを入力します。
- Credentials でユーザー
Administratorとパスワードのアカウントを追加します。 - 保存したらタイルをダブルクリックし、証明書の確認で Continue を押します。
ステップ4:LinuxのRemminaで接続
RemminaはLinuxデスクトップで使いやすいRDPクライアントです。RDPプラグインと一緒にインストールします。
# Debian / Ubuntu
sudo apt update
sudo apt install remmina remmina-plugin-rdp
# Rocky / AlmaLinux / CentOS (needs EPEL)
sudo dnf install epel-release
sudo dnf install remmina
Remminaを起動し、プロトコル一覧で RDP を選んでIPを入力しEnter、Administrator でログインします。コマンドラインならFreeRDPも使えます。
xfreerdp /v:203.0.113.30 /u:Administrator +clipboard /dynamic-resolution
ステップ5:クリップボードとドライブのリダイレクトを有効にする
リダイレクトを使えば、FTPを別に用意しなくてもテキストの貼り付けやファイル転送ができます。
- mstsc:「オプションの表示」→「ローカルリソース」で「クリップボード」にチェックし、「詳細」から共有したいドライブを選びます。VPSのエクスプローラーの「PC」に表示されます。
- Windows App(Mac):PCを編集し、Folders タブで Redirect folders を有効にしてフォルダーを追加します。クリップボードは Devices & Audio タブにあります。
- Remmina:接続プロファイルのBasicタブで Share folder を指定します。クリップボード同期は初期状態で有効です。
xfreerdp /v:203.0.113.30 /u:Administrator +clipboard /drive:share,/home/alice/share
ステップ6:キーボード配列の問題を解決する
RDPはキーの位置を送信し、文字の解釈はリモート側の入力言語で行われます。@ や / などの記号がずれる場合は、VPSの「設定」→「時刻と言語」→「言語」で手元と同じキーボード(日本語キーボードなど)を追加し、Win + Space で切り替えてください。Macからはセッション内でCtrl+C / Ctrl+Vを使います。Windowsクライアントでは Ctrl + Alt + End でリモートにCtrl+Alt+Delを送れます(パスワード変更時に必要です)。
よくある質問
「リモートコンピューターに接続できません」と表示されます。
クライアントエリアでVPSが起動しているか、IPが正しいか、Windowsファイアウォールで3389番が許可されているかを確認してください。RDPが使えないときも、クライアントエリアのVNCコンソールからサーバーを操作できます。
パスワードを正しくコピーしたのに拒否されます。
ユーザー名を .\Administrator と入力すると、ドメインアカウントとして扱われるのを防げます。末尾の空白にも注意してください。それでも駄目ならクライアントエリアでパスワードをリセットします。
RDPの既定ポートは変更すべきですか?
3389番を変更し、Windowsファイアウォールで自分のIPだけを許可すると、総当たり攻撃を大きく減らせます。サービスを再起動する前に、必ず新しいポートをファイアウォールで許可してください。
それでもWindows VPSにログインできない場合は、エラー画面のスクリーンショットを添えてチケットを送信し、JUSTGテクニカルサポートにご相談ください。